皆さんこんにちはネギ三郎です。
米国株に投資をする際に、似た銘柄があるとどちらを買うべきか迷いますよね。
今回はコーラでおなじみのKO(コカ・コーラ)とPEP(ペプシコ)の違いを比較しようと思います。
どちらも素晴らしい銘柄なので大いに投資する価値があると思います。
それでは見ていきます。
目次
KO(コカコーラ)とPEP(ペプシコ)の比較
❏ 株価
KO → 1株50ドルあたりを推移(2/20現在)
PEP → 1株132ドルあたりを推移(2/20現在)
✔どちらも株価は長期的には堅調な推移
✔コロナの影響を受けるも踏ん張っている状態
✔買いやすさの面ではKO
❏ 利回り
KO → 3.30%(2/20現在)
PEP → 3.02%(2/20現在)
✔利回りはほぼ互角
❏ 連続増配
KO → 57年連続(連続配当ランキング9位)
PEP → 47年連続(連続増配ランキング20位)
✔連続増配年数はどちらも圧巻の数字
✔ただKOはここ最近増配率があまり高くないので増配余力減少の懸念がある
❏ 業種内時価総額
KO → ❏ 飲料業の時価総額1位
PEP → ❏ 飲料業の時価総額2位
❏ スナック米国内1位
✔飲料ではKOが勝る
✔PEPはスナックが米国首位
❏ 事業
KO →
❏ ノンアルコールの飲料メーカー
❏ 爽快を売るイメージ戦略
❏ 肥満懸念から炭酸や甘味料が敬遠されているのを受け、ミネラルウォーターなど非炭酸飲料を開拓
❏ 2015年エナジー飲料のモンスター・ビバレッジに出資(みんな飲んでるあのモンスターです)
❏ 自社ブランドのエナジードリンクを世界展開(味は賛否両論)
❏ バフェットの構成銘柄(バフェットは長期投資の神様)
PEP →
❏ 飲料大手の一角
❏ スナック菓子と清涼飲料の2本柱
❏ 世界規模のブランドを複数有している
❏ ブランド力強化のため各種企業との提携を通じた規模拡大に積極的
❏ 近年、健康志向に力を入れていて、高級水「LIFEWTR」発売
❏ Eコマースを成長分野に位置づけ
・詰め合わせ商品を販売する「PantryShop.com」
・スナック菓子を組み合わせ注文できる「Snacks.com」
❏ 2018、ソーダストリームを買収し家庭でつくる健康飲料の市場開拓
❏ 2020/3、エナジードリンクのRockstar買収(エナドリが弱点なのでその補強)
どちらもコーラなどの炭酸飲料を製造している点では共通していますが、
PEPはスナック菓子やシリアルなど食品にも幅を広げてビジネスを展開しています。
❏ 懸念材料
KO →
❏ 新型コロナウイルスの影響で売上数量減少
❏ 為替が逆風
❏ フランチャイズ化に伴う減収
❏ 増配率が減ってきている
PEP →
❏ 新型コロナウイルスの影響で飲料の売上数量減少(スナックやシリアルは好調)
❏ 為替が逆風
❏ 最大部門の北米飲料が失速
KOは、新型コロナウイルス感染拡大防止のために人の流れが制限されたことにより、
スポンサーとなるスポーツやコンサートなどの大規模イベントが中止・縮小され、
家庭向け以外の分野の売上も落ち込んでいる。
❏ 主力ブランド
KO →
❏ Coca-Cola(コカ・コーラ)/ 炭酸飲料
❏ Sprite(スプライト)/ 炭酸飲料
❏ Fanta(ファンタ)/ 炭酸飲料
❏ Minute Maid(ミニッツメイド)/ 果実飲料
❏ Powerade(パワーエイド)/ スポーツドリンク
❏ DASANI(ダサニ)/ 飲料水
PEP →
❏ Frito-Lay(フリトレー)/ スナック菓子
❏ Pepsi-Cola(ペプシコーラ)/ 炭酸飲料
❏ 7UP(セブンアップ)/ 炭酸飲料
❏ Gatorade(ゲータレード)/ スポーツドリンク
❏ Tropicana(トロピカーナ)/ 果実飲料
❏ まとめ
以上KOとPEPの比較でした。
どちらも優良銘柄ですが、大きな違いは
・KO → 飲料が売上の半数を占めている
・PEP → スナック菓子と飲料の二本柱、事業が多角的
またPEPは健康志向にも力を入れているので、ブランディングがうまくいけば健康意識の高い米国で特にプラスに働くでしょう。
ネギ三郎はKOとPEPを両方保有していますが、
これから購入する予定の方は
✔安定した増配実績と飲料事業に期待をするならKO、
✔スナック、飲料といった多角的事業と健康志向に追い風が来ると期待する方はPEP
を選びましょう。
ただどちらも素晴らしい銘柄であることには変わりないので、ネギ三郎と同じように両者保有するのもありだと思います。
そして現在、両社ともパンデミックによって売上が押し下げられていますが、
コロナウイルスが落ち着きワクチンがさらに浸透すれば、
経済の先行き不安も払しょくされ株価が上昇する可能性も十分あります。
この比較が皆様のお役に立てれば幸いです。