皆さんこんにちはネギ三郎です。
米国株投資をするうえで似たような銘柄があると迷いますよね。
そこで今回は、米国たばこ人気銘柄「MO(アルトリアグループ)」と「PM(フィリップモリスインターナショナル)」
を比較しようと思います。
ちなみに、PMは2008年にMOの米国外事業が分離して誕生しています。
たばこは健康への害が懸念されており、今後さらに喫煙者が減ることが予想され両社にとって大打撃。
しかし、健康への害が少ない「加熱式たばこ」に力を入れているMOとPMは今後も成長を続けると予想しています。
コロナ禍でも安定した業績を保った両社は大いに投資する価値があると思います。
目次
❏MO(アルトリアグループ)とPM(フィリップモリス)の比較
❏ 株価
MO → 1株43ドルあたりを推移(2021/2/19 現在)
PM → 1株86ドルあたりを推移(2021/2/19 現在)
✔株価の面で買いやすさはMO
✔少し割安にも感じます
❏主要な地域別売上
MO → 米国内 ☆米国内売上No.1 (2021/2/19 現在)
PM → 海外 ☆世界売上No.1 (2021/2/19 現在)
冒頭でも述べましたが、
PMはMOの米国外事業が分離して誕生したので海外での事業を行っています。
MOは米国内の事業。
✔売上高はPMがMOより多い
❏配当利回り
MO → 7.88% (2021/2/19 現在)
PM → 5.54% (2021/2/19 現在)
✔配当利回りでは圧倒的にMO
❏ 連続増配年数
MO → 連続増配51年目 (2021/2/19 現在)
PM → 連続増配13年目 (2021/2/19 現在)
✔MOは米国株の連続増配ランキング15位にもランクインしている老舗の配当銘柄
✔PMも安定して増配を継続
❏ 懸念材料
MO → 米国の健康志向と訴訟リスク 出資先の動向にも気を配る必要あり
PM → 各国の規制や税制に左右されやすい(為替や訴訟リスク)
✔喫煙者はどんどん減ることが予想されるため、両社とも「加熱式たばこ」のような次世代たばこが今後のカギ
✔PMはそれに加え、各国の規制や為替リスクにも対応しなければならないため負担は多い
❏ 事業
MO → ❏ 世界売上高首位のMarlboloが柱(米国内で販売)
❏ たばこ以外にワインも展開
❏ ビール大手のAB InBev株を10%保有
❏ 電子タバコのJUUL、合法大麻のCronosGroupに出資
PM → ❏ アルトリアグループの一角を担う、タバコの国際事業を手掛けている
❏ 世界売上高首位のMarlboloをはじめ世界トップ15銘柄のうち6銘柄を保有
❏ 加熱式たばこ「IQOS(アイコス)」が第二の柱
❏ まとめ
以上MOとPMの比較でした。
大きな違いはMOが米国、PMが海外の売上がメインだということです。
また、MOは米国での健康志向に対してどう改善策を出すか、
PMは海外で加熱式たばこの需要を拡大できるか、
が今後のカギとなるでしょう。
ネギ三郎はMOを保有していますが、
最近PMの配当性向が上がっていることから今後の更なる増配に期待しています。
なので少しずつPMも購入しようと検討しています。
この比較が皆様のお役に立てれば幸いです。
メモ:配当性向とは?
配当性向とはその期の純利益の中から、どのくらい配当金を支払っているかを%で表したものです。
これを知ることによって、会社がどれくらい株主に儲けたお金を還元しているかがわかります。
・配当性向が高い → 株主に多く還元している
・配当性向が低い → 株主にあまり還元していない(自社に投資をしている可能性もあり)