皆さんこんにちはネギ三郎です。
米国株投資をするとき、似た銘柄があるとどちらを買うべきか迷いますよね。
今回は超人気通信銘柄のT(AT&T)とVZ(ベライゾン)を比較します。
どちらも配当が魅力で、これから5Gが普及すればより注目度が高くなることが予想されます。
また新型コロナウイルスの影響を受けていますが、両社なんとか踏ん張っています。
それでは違いを見ていきましょう。
❏ T(AT&T)とVZ(ベライゾン)の比較
❏ 株価
T → 1株29ドルあたりを推移(2021/2/21現在)
VZ → 1株56ドルあたりを推移(2021/2/21現在)
✔買いやすさはT
✔ただTは少し右肩下がりの傾向、ベライゾンは堅調な推移
❏ 連続増配
T → 36年連続増配(2021/2/21現在)
VZ → 17年連続増配(2021/2/21現在)
✔Tは米国連続増配ランキング41位の老舗配当銘柄
✔VZも着実に連続増配している
✔しかし、Tは今年増配が止まるとのうわさもある
❏ 利回り
T → 7.11%(2021/2/21現在)
VZ → 4.45%(2021/2/21現在)
✔利回りはTのほうが高い
✔しかしTは配当性向が高すぎるため減配の可能性も示唆されている
✔VZは堅調
❏ 企業概要
T →
❏世界最大級の総合通信会社
❏1983年に旧AT&Tの分割で誕生
❏2005年に元傘下のSBCコミュニケーションズが逆買収
❏現在は高速移動体通信網4GLTEによるブロードバンドサービス提供
❏2015年衛星放送最大手のディレクTV買収
❏2020年に5Gサービスを全米展開
VZ →
❏通信サービスで世界最大級
❏米国ではAT&Tと2強
❏2000年に地域電話のベル・アトランティックが通信GTE社を合併し誕生
❏好採算のポストペイド(料金後納携帯)が強い。
❏2015年ネット大手AOLを買収
❏2019年4月にいち早く5Gの商用サービス開始
❏ローバンド5Gの整備で現在35都市のカバーエリア狙う
❏ 近況
T →
❏2020年1~6月期は携帯電話の契約数鈍化と低調
❏中南米の衛星放送などの娯楽も不振
❏コネクテッドデバイスや5G契約に期待
VZ →
❏2020年1~6月期は携帯電話の契約件数やや増える
❏ただ一部店舗閉鎖措置によって売上は小幅減
❏業務の効率化により収益向上狙う
❏バフェットが購入(バフェットは長期投資の神様)
❏ まとめ
以上T(AT&T)とVZ(ベライゾン)のアメリカ人気通信銘柄を比較しました。
どちらもコロナの影響を受けていますが、特にTの低調さが浮き彫りになる形となっています。
なので、これから購入を考えているという方は
・少しリスクをとって、割安なうちに購入し今後の業績回復に期待するならTに投資
・コロナの影響を受けるも堅調な推移で、あのバフェットも購入していることに期待するならVZに投資
ネギ三郎はTを保有していますが、今後の5G普及に期待しVZも購入検討しています。
また、Tは不調ではありますが今までの連続増配の実績もありますし、5Gという大きなテーマもあるので
コロナが落ち着けば復調の可能性も大いにあると思います。
お疲れさまでした。
この比較が皆様の投資に役立てば幸いです。